第395話 役割分担
- 2016/09/21
- 00:43

同じ組織の中でそれぞれの長所を生かしての役割分担は本当に素晴らしいです。私は太極拳を学んだ頃では、本日の写真の二人が分担して教えてくれました。
呉英華師太は慢架、乾坤剣、七星剣、双剣、太極刀、二十四槍などでした。
馬岳梁師公は快架、連環剣、推手、気功、十三槍、その他の槍、粘杆、その他のトーロでした。
本当に羨ましい限りですね、二人のおぼ同等レベルの人間がそれぞれの得意分野を教えられることは、学ぶ者も本当に幸せです。
私はこのように太極を勉強していました。
逆に、今日の私が今日、二人の先生が教えていた内容を一人で教えることになった為、少々、大変なところも感じています。
呉式太極拳では、今日でもまだ沢山のトーロが残されており、私はおそらく、自分自身の骨をこの国に埋めることになる為、可能な限り生きている間に日本の皆様に多くのトーロを残しておきたいです。
そして、太極の沢山のトーロは当たり前ですが、太極勁の習得はどのトーロよりも時間がかなり、一人ひとりの生活状態や人生経験によってもかかる時間が異なります。もちろん、勁路の習得もあまり簡単ではありません。
このように、複数の人間が同時に教えられることは中国太極門の中でもなかなかいませんね。1984年に中国の武漢の太極拳交流会で中国太極門の巨匠が全員集まりました。夫婦で出たのがこの二人だけです。
この二人より直接に学ばせて頂いた私は幸せです。
これからは私一人で日本の皆様に教えていきたいです。
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