第452話 対談
- 2016/11/17
- 00:43

本日は新しい試みとして対談と言うテーマで書いてみたいと思います。これは人様と話し合いをして、それを可能な限り記録する新しいブログの書き方です。当然。対談は相手がいなければ成り立ちませんが、本日のブログは対談者の了解を得てからの記事になっております。
ブログの初めての対談者は熊本からいらっしゃいました外科医の濱崎 清利先生です。濱崎先生とはfacebookで知り合った友人であり、今回は初対面であります。しかし、初対面でこのように腹を割って話し合うことができるとは、日本ではなかなか有り得ないことですが、まあ、私は元々、外人でございますね。
そして、途中、なんと山田編集長が参加してくださいました。まあ、日本国の中国武術の歴史の講話がはじまりました。それはそれは、台湾系中国武術から大陸武術まで、山田先生は流石に中国武術の専門家であり、話しが本当に面白くなりましたね。濱崎先生は脳外科の話しが飛び出します。
脳がいかにして体を支配し、いかに体と連携をする話題から、スポーツと武術の違いまで本当に色々な分野の話しがされています。濱崎先生の専門である脳外科も太極と変わらぬ、神経一本の勝負です。脳腫瘍の摘出の際に脳神経を僅かに触れるだけで後遺症が残ってしまいます。これは実に言語、視力、その他の身体機能の全般に渡る障害であり、脳外科手術の難度は太極の「四両抜千斤」に通じるものだと痛感しました。
異種対談は私の長年の夢です。濱崎先生は外科医の傍らに中国武術や日本武道をも研究しています。私の武術感は、有限な機能を持つ人間の体で無限の武術へ挑むことは至難の技であり、練習し続けることによって武術の感覚を修正していかなければいけません。
自然界のすべての分野が固定概念に嵌まらず、人体と自然界の自然規律に沿って展開していけば、必ず理想に近い状態が現れるばすです。本日の対談は本当に大いなる収穫が得ました。濱崎先生と山田先生に感謝いたします。
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