第584話 癒しの桜
- 2017/03/31
- 09:40
北海道入りは実質、私にとって、2週間休みなしの勤務であります。本日は2週間ぶりの完全休日です。
さて、キャノンとL単を背負って出掛けます。
ブログは休憩しながら書いてみます。
まあ、このような書き方は本当に楽ですね。
桜は開花しましたよ。
桜と言えば、中国人の私は日本国の国花だと記憶しておりますが、先程に少々調べたところでは、実は日本国の法律ではまだ、国花を定めておりません。広辞苑をひくと国花は桜や菊などが上がっています。
桜は日本人のどなたも好きで国花と言っている方も多いですが、西洋では昔、日本国のことをLand of Chrysanthemum、つまり、菊の国とよんでいました。
個人的、私は桜が好きですね。
多くの名人が桜に関する作品を残されています。
わたくしは本日、日本三大美人と称されている小野小町の和歌を挙げさせていただきます。
花の色は移りにけりな いたづらにわが身世にふる ながめせしまに
近代日本語ではおそらく、こうなります。
桜の花の色はせつなく衰えて、色も褪せてしまいましたね。春の長雨が降り続いている間に、ちょうど私の美貌が衰えてきたかのように、恋やこの浮き世の諸々のことに思い悩んでいるうちに。
和歌がかなり弱いわたくしは、大体の意味しか読み取れないですが、詳しい方が教えてくだされば幸いです。
しかし、考えてみると、小野小町は自分自身の美貌が消えてきたことを嘆くようになったのが何歳位だったのかはおそらく、もう少し調べなければなりませんが、年をとったことと、世の中の色々な出来事を心配すること自体からすると日本古代の人間は近代人のような無関心とは無縁だったかもしれません。古代人は近代の我々よりも常に目を覚めしていたかもしれません。
そして、近代人の我々は色々な医薬品や化粧品のお蔭で美しい顔が変わっていく実感もあまりないかもしれません。
なんとか、古代人の敏感な気持ちで大自然の変化や自分自身の体の微かな変化に気付くことに努めていきたいです。
本日の夕方の5時頃は見事に雨が桜に注がれました。
私も頑張って撮影をしてみましたが、まったく慣れていないこともあって、本日の写真は自分自身があまり納得できない結果になりました。
でも、雨の中で自分自身のことと、世の中の色々なことの確認がなんとなくできました。
小野小町の気持ちは少しわかった気がします。