第698話 睡眠

近未来を描く物語で数百年後には人間は睡眠をしなくてもよい時がくると予測しています。しかし、人間は例え睡眠をしなくてもよい時が来ても、睡眠への憧れは変わらないです。

もっとわかりやすく言えば、人間は睡眠不足すれば、健康維持は無理です。
人間は脳も筋肉もかなりの静止状態で休んでいる時間が必要です。人間の臓器の一部はこのような静止状態でやっと正常な働きをします。

よって、人間は夜中には基本的に寝なければならないですが、私は時々、夜中に太極の練習をすることもあります。もちろん、夜中に太極の練習をしているのならば、体は日中よりもかなり静止状態であることが望ましいです。

これだけは本当の上級者ではないと中々できません。起きているのに、寝っている時とあまり変わらない活発ではない状態は元々、太極の基本になっていますが、多くの人が太極の練習でこの状態まで至っていないのも事実です。私もこの状態に至っておりません。

本当の上級者が太極は私達が睡眠している状態に等しいです。こうなれば、どの時間帯でも太極の練習が可能です。この状態になっていなくても深夜の練習はまったく不可能ではありません。いつもよりも脳が静かになり、体全体がなるべく静止状態を保っていればよいです。近代モダン社会では太極の練習時間は中々確保できませんが、練習しないよりはどの時間帯でも練習することをお勧めいたします。

もちろん、できる限り寝ることも大切です。私は電車に座って寝る時もあります。