第738話 内勁形成の仕組み
- 2017/08/22
- 01:41

まったく関係ない古代道教や漢方医の考えでは、人間は何も鍛えない状態で年をとってゆき、徐々に体が脳の指令を実行する能力が下がります。しかし、脳が絶えず色々な指令を出す仕組みで働き続けていれば、実行しない体と段々噛み合わなくなれば、一種の脳の混乱が起きるようです。漢方医の中では、これが西洋医が言うアルツハイマーではないかと主張している者もいます。
一方、自己暗示しすぎていて、脳が常にありえない体内の動きを促すばっかりで、脳と実際の内面的な動きが合わない状態から来る気功偏差も実は、体が脳の指令を実行できないことから来る一種の病です。結果から申せば、気功偏差とアルツハイマーは親戚関係であり、脳の指令内容が違って、体の反応が脳に合わない内容は違っていて、指令と命令を受ける部分のずれで体の異変に至ることは同様のようです。
体が一定の動きを続け、どの姿勢の場合も体全体が一定の緩みが保たれ、この状態が長く続けることで人間に秘められている動力が自然と現れます。当然、言葉でこのように数行の文書で総括できるくらいの説明ですが、実際、先代の馬岳梁氏はこれをまる10年もかかっています。
この状態を得るためには、体の独特な状態が判断基準になります。人間の体全体の緩みを得るには、腰回りの最も筋肉が集中していて、そこの部分が緊張しなければ、体の他の部分も割合にリラックス状態になります。いかなる場合でも腰回りが緩んでいれば、横隔膜がもっと自由に下がることが可能であり、一回の空気の吸い込める量が増えるはずですね。
先日と違う角度から分析したのですが、同じ結果にたどり着いたようです。太極の練習で呼吸がゆっくりならない限り、内勁は永遠に無理です。
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