第769話 体育の養生として
- 2017/09/22
- 02:13
本日は北海道中国武術倶楽部の皆様とご一緒させて頂いております 。正直な気持ちですが、私は今日になっても自分自身が制定太極拳 を展開している倶楽部で教えることに不安を抱いております。しか も、土着化されている制定太極拳です。
個人の考えてとしては、太極拳を一種の演出として皆に見せること は素晴らしいものです。平和の世界で体と体を衝突させての格闘は 本当にその必要性があろうかと思うと当然、 答えは明らかでありますね。ならば、 ダンスのようで美を競い合う太極拳を非難することは有り得ないで すよね。そして、わたくしの感覚からすると、 伝統太極拳と称して、制定太極拳を猛烈に非難する者に限って、 その伝統太極拳は制定太極拳とほとんど変わらりません。 道学から得た啓示を皆様に分かち合いたいですが、 批判する暇があれは自分自身の修行をしましょう。
だが、わたくしも批判する時は批判します。それこそ、伝統、 制定を問わず、人体の自然状態を求めず、 非科学的に体を使うことで人様に怪我を負わせる奴は世界中に散在 しています。 わたくしはその人達の無責任を痛烈に指摘をしています。当然、 制定太極拳では得点を取るためには動作を難しくし、 一定レベルの内勁を得ていなければ、 ある程度の怪我も避けられないですが、 膝が何度も手術する選手や師範は反省すべきではないでしょうか。 そして、大会にも出ず、 民間で健康健康とばっかり主張している教室で年寄りに膝や腰の怪 我を負わせ続けている奴の罪は本当に深いです。
一流の選手もいつかは引退します。生涯、 怪我を背負って生きて行くことはいつの時代もどの国においても悲 しいことです。北海道、 そしてわたくしの拠点である東京の色々な方に、 真の意味で健康になれる太極拳を提供して参ります。 太極の武術効果はその次の話になりますね。
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