第855話 骨格の仕組み

医者の皆様のご意見を心よりお願いいたします。


人間は骨格で力の伝達をしていることはおそらく、どの分野の専門家も否定はできないでしょう。骨と骨を繋ぐのは関節ですが、関節がなければ人間は動けないです。これは、動物も同様です。

人間も動物も筋肉の筋力で骨の関節を動いたり、関節をガードして動かなくしたりしますが、若い頃は誰もがその能力が高く、体を鍛えて行けば更なる骨による人間の運動能力が望めるのですが、動ける能力の高さと同時に我々の筋肉が硬くなっている状態での激しい運動は筋膜と筋肉の怪我にもかなり高い割合で繋がります。更に、徐々に年をとることで私達の筋力が落ち、骨と骨を繋がる関節の軟骨の潤滑も低下することによって、我々の体は動く度に痛みやその他の違和感が現れます。あの頃になれば我々は動きを少しでも休むと筋力は急激に落ちます。まあ、これは整体師や鍼灸師、整形外科の医者の方は沢山ご覧になっているはずですね。

では、我々はどのようにしてこのような筋肉の硬化から来る怪我や筋力の低下を防止できるのだろうかというと、東洋医学では太極拳やその他の功法は一定の効果が得られるとされていますが、これはまた医学的にはっきりとした検証がされている方法がないのが非常に残念です。わたくしの周りにも友人や研究会の会員の中にも医者がかなりおりますが、わたくしも時々、医者のお仕事を拝見しているとかなり悲しく思うことがあります。それは、医者の誰もがかなりお忙しいです。放射線の医者は年間の一番忙しい時期には、毎日のように2時間ほどの睡眠しか取れない時もあるようです。当然、近代人としての医者もご自分の仕事以外の医学的な人体の分析を証明する時間が中々取れないです。個人的には、是非とも多くの医者の方が定年退職になってから、太極拳の訓練を一層に努め、ついでに太極の医学的な検証ができれば、より多くの方が正しい太極訓練で正しい骨格の操作から人体の長持ちが得られます。

もちろん、太極を教えている人間の口からは本来、断じて言及してはならないのがこれです。どのような太極が人類の骨格の長持ちにプラスになるのかということです。こればっかりは、自画自賛ではなんの意味もありません。是非ともお医者様の皆様がしっかりと太極の色々な効果を確認した上での証言をくだされば幸いに存じます。医者の証言と検証は我々よりもより大きな影響力があるからです。