新天方夜譚物語第91話 睡眠
- 2015/11/21
- 01:07

生き物は何故、睡眠をしなければならないのかが今日の医学の研究で完全な証拠はいまだに掴んでいないそうです。私は二年前に訳があって、睡眠をせずにして40時間ほど働いたことがあります。まあ、かなり無理をしましたが…生き物は何となく疲れたら眠くなり、横になって目を閉じて寝ることにします。
逆に、世界の中で寝ない方法を研究するグループも数多く存在しています。何かの薬とか、何かの遺伝子の組み換えだとか…そして、一部の人間は限られている人生の中できれば睡眠時間をもっと減らす生き方が人間の寿命を延ばすことに等しいと主張しているようですが、無理して命が縮む懸念も他の一部の方より上がっていて、睡眠に関する議論は当分、続きそうですね。
寝ることを幸せに感じることは個人差があります。そして、世界ではいろいろな刺激的な物質があって、眠くならない興奮させることが目的のようです。この種のものの幅もまた、かなり広いですね。我々が日々に頂いているお茶から、麻薬まですべてが睡眠と関係しています。脳に圧力をかけての瞑想や暗示も睡眠を妨害するまでに発展することがあります。
昼と夜を真っ逆さまにして働く人もいます。当然、睡眠時間も逆です。まあ、なれればどうということでもないようですが、途中で生活様式を変える時は相当の苦労になります。昔の香港人の一部は朝になって寝る生活をしていたそうですが、普通の生物時計に戻るのは一苦労でしたね…
どうしても、一部の方はできれば深夜にお仕事をしたいそうですが、例えば、作曲家の方のほとんどがこうです。静かでよい曲が生まれるそうです。そして、作曲が終了すると必ずと言ってもいい位に普段よりも長い睡眠をとります。一部の画家さんも深夜の絵画が好きです。封建社会の頃の中国では、阿片で手を染めた有名画家さんがけっこう多かったです…
道教から来た太極修練者はできれば、早寝早起きはベストですが、しかし、近代社会にいる私達は深夜になってもやることがいつものように沢山残されているはずです。まあ、古代人のように早くねることができなければ、せめていかなる手段を持してもなるべく睡眠をとるようにしたいですね。私は大体、電車の中でも可能な限り仮眠しています。そして、この年になってなぜか睡眠は幸せだと感じるようになりました…
考えてみると、かつての留学生の頃に我々中国人は自分達のアルバイト代で大学のお高い学費を払っていた頃は、平均で一日に2時間の睡眠しか取らないことは全然珍しくなかったです。それでも、学費が足りないですが…まあ、あの頃の数年間で何となく、皆の体がかなり壊れたようです…私は留学生の頃、お正月にアルバイトがない時に連続して20時間位の睡眠を取ったことがありますが、起きた途端に前進の骨が痛かったですね。
睡眠は長すぎても、短すぎてもいけないようですね。
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