新天方夜譚物語第92話(拡散希望) 普通の難しさ
- 2015/11/22
- 00:05

本日は「たまにはTaiji」というカテゴリを書いてみたいです。本格的に太極拳について書けなくなったわけではないですが、太極拳について書くと必ずと言ってもよい位に知らないところで色々な有名な太極拳巨匠が反対意見を言います。勿論、ネットで公然と反対意見や私の考えを適当に解釈するような意見が乱入してきます。時折、お前の流派は駄目、某流派は素晴らしいと公にコメントをする人もいれば、2チャンネルで私の悪口もとうとう、出回っているようですね。私は2チャンネルにはまったく興味がない為、悪口が出回っていても知りませんからね。
まあ、2チャンネルの悪口は有名人の勲章だと言っている方がいます。私も少々有名になってきたようですね。でも、謙って平等に人に接していくことが当研究会の宗旨です。私は自分自身の研究会の中で幾人の太極拳の先生や日本武道の専門家の方とともに謙っていて、民間人の会社員さんや年金生活者とまったく同じようにして…私達の呉式太極拳研究会はもはや、師父も老師も、先生も師範も…権力を振るう者は一人もいませんね。そして、皆が普通に振る舞っていて、ストレスを家に持ち込まない暗黙の会則の元で楽しく練習しています。
太極も実は同じですね。私が申し上げている普通が太極の最上級のレベルになります。普通、時と場合によっては自然体とも言っていますが、この日本語でいう無造作が実は人間にとって、かなり難しいことであることは太極のみならず、今日の世界で色々な分野の中で言われ続けてきました。一部の気功の領域でも「無力」状態を主張されていますが、しかし、世界のYou Tubeで確認したところではどうも、その方々はどのように無力状態ができることを理解していなくて、ただの自己暗示で無力を展開しているようですね。これなら、脳が壊れるのも時間の問題です。
太極の考えでは、動きを制限していけば、一つの体の普通の状態が生まれます。体の一部、一つの関節だけを動けば、人間の神経やその他の体内データを伝達する手段が活発になります。国内の金沢大学や欧州ドイツの医学専門の研究では、一つの関節だけを動かすことによって人体内のGABAアミノ乳酸という神経伝達物質が通常よりも多く生まれることが分かっています。太極は多くのスポーツのように体の沢山の関節による動きはもはや必要ないですね。最も地味な動きが最も強く、最も単純な動きが私達の普通の体を維持していくことの保証であります。道教の元で生まれた太極拳は無理がない動きや意識動態を最優先にします。そして、私達の太極拳研究は常に一つの普通の行動、普通の動き、普通の人との接し方によって、体の健康と最上級の太極勁に辿り着いております。
よろしければ、私達の太極拳研究会に集まっている色々な分野からの普通の人間と一緒に本物の太極拳を練習してみませんか。お待ちしております。
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